職人のご紹介
誠美堂で人形制作工程に携わる職人をご紹介いたします。
黒澤(彩色)
子供の頃から人形が大好きで、大学でも京人形を専攻していました。極彩色の鮮やかな色に惹かれて一刀彫の世界に入って以降、彩色の仕事を続けています。絵の具を触ること自体が楽しく、徐々に塗りあがっていく工程を見るのも大きな喜びです。一発勝負の作業なので緊張もしますが、常に「お客様にとっての一生の宝物を作っているのだ」と自分を奮い立たせ、毎回最高傑作を作る気持ちで、初心をもって向き合うように心がけています。
青木(彫り)
高等学校では、建築、インテリアについて学び設計図面や内装図面を考えるのも楽しかったのですが、授業内で、実際に木を削り、物を作ったり、ろくろを回して湯呑を作ったりという事に、より興味を持ち、伝統工芸を学ぶ大学へ進みました。大学で、木彫刻を専攻し、誠美堂と出会いお世話になっております。作品においては、面で仕上げるという一見簡素なようでとても繊細な作業に苦労しておりますが、そこがおもしろいと思うところであり、また、大切な部分だと思っております。一体一体丁寧に良い作品を制作していきたいと思っております。お気軽にお立ち寄りいただければ嬉しいです。
中島(彫り)
両親の仕事の関係で木材の魅力を知り、木を使ったものづくりに憧れて大学では木工芸を専攻していました。
制作の中で「人の心に残る温かく優しいものづくりがしたい」と考えていたところ、誠美堂に出会いました。
自分にとって複数ある制作でもお客様にとっては、一生に一度のお祝い事です。
手に取っていただいた作品で笑顔になってもらえるように、ひとつひとつ丁寧な制作を心がけ、日々初心を忘れず励んでおります。
大富(彩色)
奈良の地に憧れて移住を考えていた際に、ご縁をいただき、彩色スタッフとしてお世話になっております。シンプルで美しい彫りの面をより一層際立たせられるような繊細で調和のとれた彩色を目指し精進してまいります。
大矢(彩色)
幼い頃から細かい作業や絵を描くことが好きで、将来は手仕事に携わりたいと考えておりました。そんな中で奈良一刀彫に出会い、木の温もりと彩色の繊細さに深く魅了されました。木彫りのお人形に、彩色を施すことで、まるで命を吹き込むような感覚があり、その面白さを日々実感しています。
小寺(彩色)
薬師寺を臨む地で、微力ながら大好きな奈良の伝統をつなぐお仕事をさせていただき、日本の伝統色や技術に、現代の感覚をプラスする面白さを感じております。
佐藤(彫り)
前職は、彫刻の文化財修理をしておりました。お客様に対してはもちろん100年後、200年後に同じ作り手が観たときに恥ずかしくない正確で丁寧な仕事を心掛けております。長い年月を経ても親しんでもらえる彫刻を目指しています。