職人のご紹介
誠美堂で人形制作工程に携わる職人をご紹介いたします。
黒澤美保(彩色)
子供の頃から人形が大好きで、大学でも京人形を専攻していました。極彩色の鮮やかな色に惹かれて一刀彫の世界に入って以降、彩色の仕事を続けています。絵の具を触ること自体が楽しく、徐々に塗りあがっていく工程を見るのも大きな喜びです。一発勝負の作業なので緊張もしますが、常に「お客様にとっての一生の宝物を作っているのだ」と自分を奮い立たせ、毎回最高傑作を作る気持ちで、初心をもって向き合うように心がけています。
深川芽唯(彩色)
大学で専攻していた日本画とゆかりのある仕事に就きたいと考えていたところ、一刀彫に出会いました。もともとは平面に絵を描いていたので、立体に色を乗せるのには苦労しましたが、徐々にコツが掴めてきてからは、伝統的な顔料や塗り方にますます魅力を感じています。大事にしていることは一体一体決して手を抜かないこと。自分が彩色で携わった作品がお客様の手元に渡り、その方が笑顔になる瞬間を想像しながら、日々取り組んでいます。